2019.11.29 Furukawa Sarah ワンマンライブ
"Live in Love 2019"オフィシャルライブレポート 

 2019年11月29日、東京・代官山 晴れたら空に豆まいてにて

<Furukawa Sarah ワンマンライブ "Live in love 2019" >が開催された。

Furukawa Sarahが同会場でライブを行うのは、2018年11月に音楽活動10周年記念ライブを開催して以来1年ぶり。会場が暗転すると『LOVE,TAKE,HOLD』のSEが聞こえ、バンドがオンステージ。ピアノのシロタマからスタートし、ビート、ベース、ドラムと徐々にリズム感も増していったところでFurukawaSarah(Vo,AGt)とコーラスの向原愛海が登場。大きな拍手に迎えられ、序盤にはOLD NICK aka DJ HASEBEにフィーチャーされた『夕凪 feat. Furukawa Sarah』を披露し、ピアノソロなどが引き立つ原曲と異なったバンドアレンジが施され、ビートと生音の絶妙な心地よさを感じさせた。

牧歌的なバラード『つむじ風』を演奏している途中、突然バンドの演奏が陽気な楽曲に変わったかと思うと、「みんな飲んでんのかーい!一緒に歌って、踊って、飲んで!最高のフライデーにしましょう!」と会場に呼びかけるSarah。観客への愛あるいじりも忘れずにテキーラタイムの乾杯で一気にフロアとの心の距離を縮めた。

「はじめまして、Furukawa Sarahです。皆さん、悩みはありますか?」と会場に問いかける。自分が歌を歌いはじめたきっかけは「悩みをたくさん持っていたから」だと明かし、経験を重ねるにつれ「悩みは解決することが全てじゃないのかなと思った」とその葛藤が前に進む原動力になることもあるのだと話し『あなたへ』へと繋ぐ。日々の喜びや葛藤、哀しい出来事など一人一人の“日常”に訪れる普遍的で人間味溢れる感情を紡いでいくSarahの歌に自身を投影して聴いていた人も多かったのではないだろうか。

中盤には新曲『AMAI』を披露。大人の恋愛をテーマにしたムーディなこの歌は、湿ったような色気を纏っていて、向原愛海(Cho)、矢野聖始(Gt/Cho)のコーラスが楽曲に刺激を与えていた。その後にはアカペラからスタートした「翳りゆく部屋」を情感たっぷりに歌い上げた。

一旦Sarahが退場し、いつもはあまりステージで話さないという憲生(Ba)が中心となりバンドメンバーが半ば無理やりにMCで繋ぐ。Sarahは「オチがつくまで出ていかないぞ!」と思っていたといい、無事に(?)エピソードトークで会場が笑いに包まれると再びSarahが入場。和やかな雰囲気はそのままに、「実は私にもクリスマスソングがあるんです」と竹田麻里絵(Pf/Key)によるピアノのみのアコースティックな演奏で遠距離恋愛をテーマにした切ないクリスマスソング『Little Christmas』をしっとりと聴かせた。「今日の晴れ豆は、昨年よりもさらに“アットホーム”な気がする」と口にするSarahだったが、きっと本人やバンドメンバーたちがこれだけ楽しそうな空気感でライブをしているからこそ、その楽しさは初めて会場を訪れた人にも伝わるものだったし、前回きていた人もまた、そのアットホームさを思い出すために足を運びたくなるのではないかと感じた。関口拓良(Dr/Djembe)、矢野聖始(Gt/Cho)、竹田麻里絵(Pf)、向原愛海(Cho)、憲生(Ba)と実力派が揃ったSarahバンドによる重厚感のある演奏もアットホームさを伝える大きな要素となっていた。

和やかな雰囲気から一転、つぶやくように「天国にいってしまった人へ…」と告げてからエモーショナルに歌う姿に皆が食い入るように引き込まれた『世界は変わらないから』では、歌詞を全身で受け止めてほしいというSarahの意思が伝わってきて、観客もその言葉とメロディに聞き入っていた。また、向原愛海とのデュエット曲『Ho hey』に続けて、2018年11月にリリースした『Soloom』を披露。「この歌を聞いて、たくさんの女の子が共感してくれるのがとても嬉しい」というSarahが「何かを始めるのに遅いなんてことはないし、一度きりの人生は自分だけの道だから」と力強く語る言葉がすっと胸に入ってきた。

後半には「18歳を経験したことがあるみんなへ」と言い、フルバンドで演奏するのは初めてだという『迷い花』を披露。この歌だけに限ったことではないのだが、Sarahの歌には聴く人の人生を肯定して許しやヒントをくれるような、ゴスペルに通ずる包容力があるのではないかと思う。クラップとシンガロングがが会場全体に鳴り響いた『ai』の後に続けてオーガニックな歌声が漂う『Live in love』で本編が終了した。

暗転した会場でアンコールの拍手が起こると、突然客席の椅子に腰掛けギターを持ったSarahが登場。「みんなと歌いたい!」というSarahが客席にリクエストしたのはめちゃくちゃ難易度の高いシンガロング。その要望に応えようと必死に頑張っている皆の声がとても微笑ましかった。「難しかったね(笑)ありがとう~!」とステージに戻るなり「今日シンガーのお友達もいっぱい来てくれてるんだ!」と会場にいたシンガー仲間をステージに上げ、ラストに相応しい幸福感にあふれる『All need is love』でライブを締めくくった。

Sarahが届ける歌は、大人になっていくにつれ増えていく複雑な感情や葛藤を描いた歌詞と、プリミティブでハスキーかつアンニュイな歌声で、聴いているうちにどんどん映画の中に引き込まれていくような気分になる。綺麗事ばかりでは息苦しくなってしまいそうな、リアルな日常にそっと寄り添ってくれる彼女の歌にまた会いにいきたいと思う人が多い理由がライブを通してわかった気がした。次回の<Furukawa Sarah ワンマンライブ>にも期待しつつ、今後のFurukawa Sarahの動向をぜひチェックしてほしい。

Live report:神人 未稀  
Photo:古賀 恒雄     

2020.02.06(THU)
Furukawa Sarah Acoustic Solo Live

"Sarah Radio 11.5 vol.2"

at 日比谷billboard cafe&dinning


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