1st Album"THE RANDOM BIRD"
アーティストコメント
Sarahとの親交も深い素晴らしいアーティストの方々から温かいコメントを頂戴しました。
よく人を見て、許して、愛して
それ以上に自分を見つめて、許せなくて、愛せなくて苦しんで
そんなことを一つ一つ受け止めて、心を削って歌にしてきた人なんだと
今改めて思います。
とっても素晴らしいアルバムでした。
Sarahにしか書けない言葉で紡がれた、
それこそ迷い花を照らす陽の光のような、
優しく、どこか力強く、嘘のない1枚。
Sarahが音楽を始めた頃からその歌声のファンなので
なんていうかこんな楽曲達でその歌声を聞くことが出来て
純粋に嬉しいです。たくさん聞きます。
1リスナーとしても、音楽仲間としても
とても力をもらっている大切な存在。
これからもよろしくね。
リリースおめでとう。
あ、記憶は大事にね(酒)
wacci 橋口洋平
wacci 橋口洋平(写真中央)
2009年12月の結成以来、日常を切り取り、どんな人のそばにでも寄り添って歌う5人組ポップスバンド「wacci」(橋口洋平 [Vo,G]、村中慧慈 [G]、小野裕基 [B]、横山祐介 [Dr]、因幡始 [Key])。SNSを中心に多くの共感を呼び、ロングヒットを続ける『別の人の彼女になったよ』のMusic Videoは総再生回数4,900万回を突破。さらに2020年10月27日(火)には、自身初の日本武道館ワンマンライブを無料の無観客生配信で開催。11月からはホールツアー含む全55公演の47都道府県ツアーを予定している。
不思議な話をするけれど、Sarah Furukawaを初めて聴いた時から「懐かしい」と思ったのを覚えている。
あれは数年前の阿佐ヶ谷の店で、僕は友人のシンガーのサポートをしていて、Sarahは対バン相手だった。なにやら二日酔いで、気だるそうで、疲れていたみたいだった。特に気にしなかった。
僕はライブの間中、涙をこらえていた。こんなに透明で、日常で、素直で、悔しくて、嬉しい歌があるなんて。彼女は歌の中で、必死に生きていた。今を、過去を、それからこれからを生きていた。結構諦めて、でも必死に前を向いていた。いつも側にいてくれた、今はどこにいるかわからない優しい友人、恋人、家族たち。彼ら、彼女らがSarah Furukawaの中には住んでいる。初めて聴くはずなのに。その日は阿佐ヶ谷で朝まで飲んだ。歌って飲んだ。
新しいアルバムができたらしい、いま聴いている。初めて聴くのに、やっぱり懐かしい。Sarahの試みや、新しい景色が聴こえてくる。暖かくて、すこし切ない。とても優しい気持ちになる。
・・・
Sarahの人を引きつける魅力的な声と、歌うことに真摯に生きてきた姿勢が僕は大好きです。歌も普段も愚直で、それ故、傷つくこともあるけれど、チェッとつぶやいてから笑う。そしてギターを片手にまた今日も歌っている。そういうシンガーを僕は他にあまり知りません。そして彼女は素晴らしいリリシストでもあります。
眩しいくらい鮮やかな景色と、素直な言葉、確かに僕らがよく知っている不器用な登場人物、クスリと笑ってしまうエピソード。私小説としてではなく、れっきとしたSarah Furukawaが想像する世界。
おちゃめでチャーミングな人なのに、ちゃんと輝く才能をもって歌う人。今回も素敵な歌が詰まっています。是非聴いてみてくださいね。
小西遼
小西遼
1988年7月25日東京生まれ。作編曲家。サックス・フルート・クラリネット・シンセサイザー奏者。 洗足音楽大学にて前田記念留学生奨学金をうけ卒業。Berklee音楽院首席卒業。Bob Zung、
原朋直、水谷浩章、松本治、George Garzone、Frank Tiberi、Ayn Insertoに師事。 ボストン・ニューヨークに滞在中、表現集団「象眠舎」を立ち上げる。様々な国外内ツアー、録音
への参加のち帰国。自身のバンド「CRCK/LCKS」を立ち上げると共に、在米の挾間美帆とビッグ バンド作曲企画「Com⇔Positions」を立ち上げ。また村上PONTA秀一とのトリオ「Pontadelick」に も加入する。EWIを使ったボコーダーパフォーマンスを一つのスタイルとしており、多くの現場で定 評を得ている。
その他、フジロックフェスティバル、サマーソニックなど国内のフェスにも多く参加。Chara(バンド マスター)、cero、bonobo、TENDRE、あっこゴリラ、中村佳穂、韻シスト、Sora Tob Sakana、Negiccoをサポート・制作に携わりながら、演劇・映画・映像作品への楽曲提供と非常に 多岐にわたる活動をしながら、自らの制作活動を精力的に続けている。
・活動歴 作品
・CRCK/LCKS(リーダー・プロデュース作品)
「CRCK/LCKS」「GET LIGHTER」「DOUBLE LIFT」「TEMPORARY VOL.1&2」 ・ものんくる(録音参加) 「南へ」
・TENDRE(録音参加) 「NOT IN ALMIGHTY」 ・韻シスト(楽曲制作・録音参加) 「IN-FINITY」 ・Chara(録音参加) 「Baby Bump」 ・中村佳穂(楽曲制作・録音参加) 「AINOU」 ・永原真夏(楽曲制作・録音参加) 「オン・ザ・ロード」 ・Tempalay(録音参加)「21 世紀より愛を込めて」 ・Chara x Yuki (ホーンアレンジ&コーディネート)「echo」 受賞歴
〈Sapporo City Jazz 2007 優勝〉〈2009 大田区ジャズ・フェスティバル優勝
大野雄介
シンガーソングライター。エリック・クラプトンの『Unplugged』を聴いたことをきっかけに、ブルース、フォーク&カントリー等のアコースティックサウンドに魅了され、2013年から音楽活動を開始。
2015年には、ギター1本で単身NYに渡り、ストリートライブをやり続け生活をする。帰国後は全国各地でライブ活動を再開、りんご音楽祭やap bank fesなど、年々、様々な野外フェスやイベントからの注目を増やしている。2019年10月には初の全国流通盤"SHAME"をリリース。翌月リリースツアーファイナルでは渋谷Club Quattroでのワンマンを大成功させた。
どこまでも染み込んでいく声に、不思議と切なさや懐かしい気持ちを覚える。世の中が《密かに》気になっているシンガーソングライターである。
Sarah!!この度はリリースおめでとうございます!同じ畑といいますか、アーティストとして近しい場所に居たり、思うことが似ていたりと勝手に良きライバルと思っていたので、リスナーの皆様と同様に、個人的にとてもとても楽しみにしておりました。
アルバムを通して、
季節の中で、日々の中で
sarahと会話しているような
温もりと寂しさを感じました。
言葉ひとつひとつ選んで
「ねぇ聞いてくれる?」って
丁寧に届けようとしてくれてるみたいに。
でもちょっとすれ違ってしまったり。
それを特に感じたのは
M5 "I wanna be"で、英詞と日本語詞の
混ざり合いがいい意味で違和感がなくて、
頭から離れないあの魅力的な声と相まって、
すぅっと言葉が染み込んできました。
すごくおもしろかったのが、
以前NYへ旅をしたときに、道中
中国人のご夫婦と一緒になりまして、
僕は日本語、彼らは中国語で
会話が成り立っていました。笑
その時の情景とか感覚を思い出して、
あぁ、どんな言葉もちゃんと
伝えようとすれば届くんだって
このアルバムを聴いて、改めて感じました。
M5"I wanna be"からM6"Random bird"の流れの中で、
時代に乗っからず、でもSarahは失わず
そんな強い信念が感じられて、
彼女は大きな一歩を踏み出したんだなと
刺激をもらいました。
皆様もぜひ聴いて、感じてほしいです。
大野雄介